リン先生の「認知症予防講座”認トレ”を斬る!②指体操」

2016年10月17日
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認知症ねっと主催の認知症予防トレーニング「認トレ教室」。

「よく目にはするけれど、どんなことをやっているの?」 「どんな効果があるの?」 「興味はあるけど、実際の現場が分からないと足を運びづらい」 …などの声を受けて始まった、皆さんに「認トレ教室」をより詳しく知っていただく企画の第2回をお届けします。

今回は認トレプログラムのひとつ「指体操」を、インストラクターのリン先生が紹介します。

指体操は何に効くの?

「第二の脳」と呼ばれている指先。指には脳につながる神経が多いため、手指を動かして刺激することは、脳の活性化につながります。 体操を通じて、記憶や学習をつかさどる大脳の「前頭前野」、運動の命令を出す「運動野」、位置情報を判別する「頭頂葉」など、脳の広い領域で普段より活動が活発になるのです。

また、右手と左手の指を別々に動かしたり、同時に声を出して数をかぞえることにより、更なる活性化が見込まれます。

認トレ体操では毎回いくつか指の運動をご紹介していますが、 今日は中でも簡単な指体操をご紹介します。準備もいらずどこでもできるので、是非試してみてくださいね!

りんさん

実践!指体操

右手と左手で1本ずらして数をかぞえながら、指を折り曲げます。

片方の手は親指から、もう片方は親指を折り曲げた状態で、人差し指からスタート。順番に親指・人差し指・中指・薬指・小指と折り曲げていきます。この時に、声に出して数をかぞえましょう。

指体操1

「5」の時はこの状態になります。

簡単そうに見えますが、左右で指が1本ずれているだけで、意外と難しいんです!

指体操2

「10」までかぞえると、最初の状態に戻ります。

慣れてきたらスピードアップして挑戦! また、スタート時の指のずれを1本だけでなく2本、3本と増やして挑戦してみてください。

指体操1

右手の制御は左の脳、左手の制御は右の脳で行われているので、右の脳と左の脳がコミュニケーションをとることで、体操も上手くいきます。

最初はできなくても大丈夫! 簡単にこなしてしまうよりも、難しくて苦労するような動きを行うことが、脳の活性化には効果的なのです。

「認トレ教室」では、この指体操のほか、様々な指の運動を行っています。
もちろん他にも様々なプログラムを用意していますので、是非遊びに来てくださいね。 間違えても皆で笑いながら取り組むことで、頭も心もスッキリしますよ!

次回もまた「認トレ教室」について、詳しくご紹介していきます。お楽しみに!

その他日程や、認トレについて詳しくはこちら!

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